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お久しぶりです、味醂です。
全然更新してなくてすみませんm(_ _;)m
隙あらば逃げようと画策してた…←
逃げることは不可能だと悟りましたがb
ってことでできる限りこまめに来ようかと思います(;^¬^A)
それと時間も、もう少し早めに……
いつの間にか次の日になってしまってる件について←
この頃生活リズムが狂ってきている気がしてます。
直さないと…。
では夜独特の無駄に高いテンションの力を借りて小説(途中までですが…)をのせたいと思います!!
順次、更新していく予定ヽ(´▽`)ノ
誤字・脱字あったら教えてくだされれば幸いです。
緊張で眠気が吹っ飛びそうだ…( ̄∀ ̄*)

つづきから小説です










伊+日の国名表記です。


「ねぇねぇ、日本って泣きたくなったりしないの?」

家へ遊びに来ていたイタリアからの唐突な質問。

「えっ…、一切無いということもありませんが…。いきなりどうしたんですか?」

あまりにも唐突な質問だったため、間が空いてしまった。
質問を質問で返してしまったが、それにもイタリアはさらりと答えてくれる。

「え~とね、日本ってあんまり感情を表に出さないでしょ?だからさ、いろいろ溜め込んだりしないのかな~、って思ったんだ」

この子は抜けているようでいて、けれど人の心に関してはとても目敏い。
だからといって私も心の内の全てを見せられる訳ではないのだが。

「ふふっ、優しいのですね。イタリア君は…」

「そ、そんなことないよっ」

照れているのか少し頬を赤く染め、あわあわと答えるその様子に
相好を崩しながら、お茶のおかわりを淹れてきます、と席を立った。
台所へとお盆を持ち歩いていると背中から優しい声音で声をかけられた。

「日本。泣きたくなった時は泣いた方がいいんだよ」

遠い昔、自分がまだ小さかった頃に兄から似たような事を言われた記憶が
ひどく鮮明に戻ってくる。
あれは、いつのことだったでしょうか……

(日本、どこにいるあるかっ!聞こえたら返事するある!日本ー!)
日が暮れかけた、薄暗い山の中。
遠くから聞こえてくる兄の声にほっ、と安心した。
それと同時に申し訳なさも込み上げてくる。
(にーにーはとてもお忙しいのに、私の事など構ってくれなくとも…)
きっとあの心配性な兄の事だ、夕暮れになっても家に帰ってこない日本の事を必死で探しまわったのだろう。
日本が夕暮れ時になっても家へ戻れなかったのには訳があった。


                                                  短いですが今回はここまで!


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